2014年09月22日

専称寺(平成24年11月12日参拝)

専称寺

山形市の専称寺にお参りしてきました。

専称寺のある地区は通称「寺町」。
若かりしとき、初めてこの一帯に入り込んだ私は、「ここは京都?」と思ってしまったくらいお寺がたくさんあります。

その中でもひときわ大きいのがこの専称寺。
専称寺は山形を治めた戦国大名「最上義光(もがみよしあき)」の二女、「駒姫」の菩提寺です。

駒姫は東国一の美女として知られていた姫だったとか。

その美貌が災いして、愛娘を秀吉の甥、時の関白だった秀次に側室として嫁がせざるをえなくなってしまいました。
義光は再三断ったのですが、関白には逆らいきれなかったのでしょう。

ところが、駒姫が京都の最上家の屋敷についた矢先に秀次は失脚、切腹させられてしまいます。
「側室」だった駒姫は秀次に会う事もなく、他の側室やその子とともに京都三条河原で処刑されてしまいます。
享年十五歳。
遺体もその場に埋められ、父母のもとにはもどされなかったとか。
あまりにも悲しい歴史です。

NHKの大河ドラマ「独眼竜政宗」にもこの場面が出てきました。
鬼のような悪役として描かれていた最上義光が長い間いがみ合ってきた甥の伊達政宗に頭を下げ、駒姫の助命に力を貸して欲しい、と懇願するシーンは涙なしでは見ていられませんでした。

この出来事が心因となったのか、義光の正室で駒姫の母、大崎夫人も後を追うように、ほどなくして亡くなったとか。
義光が豊臣を見限り、徳川家康に近づいた原因ともいわれています。
これが東北の関が原、慶長出羽合戦の発端なのかも。

歴史的背景もさることながら、私も子供を持つ親として、駒姫を助けられなかった義光の心中を思うと、いたまれない気持ちにさせられます。

専称寺にひっそりと眠っている駒姫。
ご冥福を祈ってきました。

駒姫のお墓
posted by 小杉新吉 at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 専称寺

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